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執筆者の写真中島未来

変化を起こすには「流れに任せる」


流れに身を任せるとは、若い時は「負ける事」だと思っていた。


20代の頃は、抗う事は「こだわり」であり、「自己主張」だと思っていた。


今思うのは、流れに任せるって、簡単なようで奥義が要る。

絶妙なバランスを取ることが必要なものなんだと。



流れに任せる時、それは「諦め」でもないし、「投げやり」でもない。自分の意図をはっきりして、感じていることを表現しつつ、起こり、進んでいく出来事に執着したり、抵抗したり、あれこれと自我を投入しない事。



物事に抵抗することが自分が出来る精一杯だと、その道しか見えなかった時、それはそれで学ぶことも沢山あった。確かな事は、根本的なことを変えるところまでは到達できなかったということ。それは例えば、大きな組織の在り方を変えるとか、雇用形態を変えると、そういう結果のこと。



何かを変えるには、全力で打ち当たり、突き進むという方法を取れば、

自分には何でも可能だと思っていた。



でも今は、「自分が力を注げるボーダーがあり、そこから先は自らの力は及ばない。自分の行動と、そこから先は大きなうねりによる動きで、何がしかの結果が出る」ことを知った。「人事を尽くし天命を待つ」とは、先人は素晴らしい言葉を残すものだ。



出来事は、目の前でも、見えないところでも常に起こっている。ただ、起こるべくして起こる出来事もあれば、向き合い、考え、感じて何かを得られる出来事もある。


最近特に、その「出来事への向きあい方」が、以前とは路線変更が必要な気がしている。



以前も巡り合ったような既知の出来事のように思えても、そこから感じ取れるものが以前とは全く違うものであったり、自分の経験を駆使しても気づきに到達出来ないジャンルのものも出てきたりしている。



私は勝手に、「これは、新しい世界へ向かうためのトレーニングなんだ。必要なスキルを身につけるために、ランダムにコンスタントに下されている課題なんだ」と感じている。



流れに抗い「何とかしなければ!」となるよりも、自分のスタンスを明確にして「結果はどうであれ、私はそれを納得の上に受け入れます」と決める。その方が今は心地良いと感じる。






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