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執筆者の写真中島未来

<会社のいやーな雰囲気を変えるには>


最近、会社内や家庭内の人間関係での問題や

トラブルの相談をちょっと受けることが増えています。

様々なお話の中で、本当にびっくりするような会社の内部の様子を

聞くこともあります。

その会社が、目的に向かってエネルギッシュに進んでいくものなのか、

問題を抱えて停滞していくのかを判断するシンプルな要素があります。

それは、朝の会社の様子です。

あなたの会社の就業前、上司、同僚、部下が続々と出社してくる時、

そこはどんな感じですか?

明るく挨拶する人が多いですか?笑顔で「おはようございます」と

しっかりした声で話す人は多いですか?

沢山の会社を見てきて、出社時に元気に朗らかに挨拶をする人、

結構少ないことに気がつきました。

のっそりと表れ、ボソボソと「おはようございます・・・」、

どんと席に着き、無表情でパソコンを開く。

以前に仕事をしていた会社で毎朝目にする光景でした。

会社の朝の雰囲気は、その会社の状態を明確に表しています。

多くの場合、部署内のチームの関係性が上手くいってません。

上司と部下の意思疎通も図れていないし、。信頼関係も出来てなく、

仕事の進め方、分担の仕方、

もしかしたら経営方針そのものに不満や諦めがあるかも知れません。

仕事自体に不満が蓄積していくと、

不思議なことに面白い現象が起こり始めることを知りました。

まず、社員が掛かってきた電話に出るのが、どんどん遅くなってきます。

頑張ろうと思わない場所では、誰から電話がかかって来ても、

意に介さないという感じでしょうか。

そして、社員が一人、また一人と、流れる水のように辞め始めます。

こうなると、かなり深刻な状態です。

人は、心の中が荒れてくると、まずは快く対応するとか、

笑顔で接触することが億劫に感じるようになります。

それは、心が閉じている状態です。

明るい笑顔、朗らか声は心が開き、軽やかなことを表しています。

心を閉じた人の集まりは、意思の疎通もスムーズに図れず、

プロジェクトもうまく行きません。

心を開く。

同じ墓所や知っている人だけでなく、すれ違う、エレベーターに乗り合わせる、

全て人に心を開いて接してみると、自分自身に変化が訪れて、

自分の現実も変わります。

たかが挨拶と侮るなかれなのです。

イチローも引退会見で言っていましたが、

日本人は自分の本当の想いを心の深くに閉じ込めていて、

それが外に出された時の熱さはイチローを驚かせ、感動させました。

私たちが停滞を感じているのは、これも一つの理由かも知れません。

心の中の本音を外に出す。

挨拶に乗せて。


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