人は人を変えられません。
自分は人には変えてもらえません。
自分は自分で変えられる、
自分は自分で変えようとしなければ
変えることが出来ません。
変化は自分の意志で望んだ時のみ起こりうるもの。
そのことに気がつくまで、結構な時間を費やした。ふう。
望んでいない時、周りからの働きかけは
全くと言っていいほど機能しません。
変化を自らの意志で起こそうと行動することって
すごいことなんです。
拍手喝采の皆んなで祝うお祝い事に値します。
例えば会社の中でのトラブルを想像してみる。
直属の上司との関係とか、同僚や部下との関係性、
取引先の人との関わりなどを変えようとすると、
自分の行動への反応、影響などを考えて怖くなる。
何故なら、働きかけたところで結果がどうなるかは分からないし、
誰も保証してくれないから。
行動は起こしたけれど、相手のとの関係性がより複雑になり
状況が悪化したとしても、自分も相手も関係を持ち続けなければ
ならなかったり、一緒に働き続けなければならない状況になったらと
考えただけで心が萎えてしまう。
そして、誰かを変えようとするという行動の成り立たなさは
家族、親兄弟、友人との間でも同じ。
自分を変えよう、変わりたい、変わらなければと微塵も思ってない時に
誰かが働きかけても、多くの場合は拒絶、反感、怒りなどが生まれて来る。
変わろうとしないということは、変わることの必要性を感じていないのです。
必要性のない事に人は手をつけようとはしないし、必要性を感じていないということは「自分を変える」という概念自体がない。
要らないもの押し売りは迷惑行為と感じるだけで、まさにクレイジーな行為。
それに、変化には色々な努力が伴います。
痛みの場合もあるし、悲しみの追体験だったり、
自分に不都合な「本当の自分との初対面」だったり、
色々なことが起こる中で、目を背けたり、逃げたりしないで
ありのままに向き合うことが不可欠だからです。
不満のある会社でも慢性的な忍耐に慣れてしまうと、
変化を起こすことの方が大変だと感じたり恐怖に感じるので
多くの人が避けます。
一人に対しての働きかけでさえ、相手が必要としていない場合
相当な拒絶に合うのに、これが会社やひとつの部署であったら
どれだけ拒絶や反対に遭うか想像がつきます。
変化しようと決めて行動することは、本当にパワーのいることであり、
勇気のある行為なのです。
痛みや苦痛を避けたいからこそ、人間は楽な方法を取ろうとするのです。
パワースポット行ったり「聞くだけで幸せになれる音楽」なんてのを
Youtubeで探したりするとか。
変化を手にしたい時のコツは、
苦痛や困難をその通りに思わない。
変化自体は紛れもなくそうですが、
変化へのプロセスの中での発見や考えることは
新しい自分と出会うための大切なもの。
という訳で、自らが望んでいない場合、
相手を変えようとする行動は、相手が誰であっても
止めた方が賢明だという学びの体験シェアでした