一度、テレビで見た記憶のある津端修一さんと奥様秀子さんのドキュメンタリー。
自主上映などされているこの機会に夫、息子と3人で観に行きました。
津端さんご夫妻の日々は、アナスタシアが提唱する人々の生き方を実践している感じ。
樹を植え、作物を育て、家族を葬ることまではしないとしても(出来ない)、
自分たちの土地の中で長い年月をかけて樹木を育て、
その土地と生き方を代々伝えていく。
丁寧で行政などの外の世界だけに頼らない生き方。
昔にどこの家でもやっていた「手仕事」は、時間もかかるけれど
作業に集中する「今ここ」の最たるものだと思う。
育った気が落とす枯葉、その枯葉がやがて土に還り土を肥やす。
このサイクルって、人間である私たちの人生と同じだ。
様々な出来事が人生に降り積もり、そして自分の人生を肥やし、
自分を成長させる。人も自然なのです。
興味深いのは、自然と生きる生き方が、都会の真ん中で
営まれていることだった。津端さんご夫妻のおうちの周りは、
津端さん自身が関わった新興住宅地の中。
同じ場所であるけれど全く違った生き方が現実化し、
あるところでは交錯するパラレルワールド。
そして大いなる希望は、津端さんご夫妻のような暮らしをしたいと思えば、
その生き方を選ぶことが全ての人たちにできるという事。
うーん、本気で考えよう。自分と向き合って、自分のしたい生き方をクリアにしていく時期に来ている。
隅田リバーサイドや、八王子などでまだまだ自主上映会があるそうなので、気になる方は専用ホームページをチェックしてみてくださいね。
人生フルーツHP
http://life-is-fruity.com/