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執筆者の写真中島未来

<仕事に必要なこととは>


雇用形態がどうであれ、仕事は仕事。

仕事にをするにあたり大切なものは必ずあり、

自分の側から自分に問えるものと、雇用側が雇用側に

問うものと両方が存在します。

自分側から問えるもの、

それは自分の在り方だと思っています。

どこかで働くということは、自分から志願して

その場所にいる訳で、誰かに強制的に連れてこられ、

借金のカタに働かされている訳ではありません。

じゃあ、誰のために自分が何をしようとして

そこで仕事をしようと思ったんでしょう。

常識のようで、当たり前のようなことが

一番ないがしろにされて、どうでもよいことになっているのが

今の現実社会の姿のように感じます。

例えば、コンビニエンスストア。

多くの人が様々な場所で毎日のように訪れる場所。

都市部は特にそうだと思います。

その場所で、一生懸命に心から仕事をしている人を

私はあまり見たことはありません。

コンビニもそうですし、大手チェーン店のカフェなども

似たような感じのところが多い。

シフトで入っているその時間帯だけこなしている。

やりたいことのためにやっているのか、

やりたいことを見つけるまでのつなぎなのか。

いずれにしても「やりたいわけじゃ無いけどやってます」という雰囲気。

やりたいわけでもなく、やりがいも感じなければ

悪ふざけもしたくなるでしょう。

それでも私は、アルバイトで飲食店やコンビニなどで「死んだような目で」

どんよりと過ごしている若者が悪いとは思いません。

仕事をしなければしないで、親や世間から当たり前のように

「働け、お金を稼げ。それが生きるということだ」と言葉であったり、

無言の圧を受けるのです。

手っ取り早く働ける場所、それがコンビニや飲食店というイメージも

出来上がっているのでしょう。

多くのチェーン店は料理が出来なくても、

あまり考えなくても店が回せるようにマニュアルが出来上がっているはずです。

だから、とりあえずそこに「居る」。

お客さんに対する想いや自分の中に湧き上がるエネルギーがなければ、

それは「仕事」では無く、ただ「居るだけ」。

じゃあ、なぜやりたいことが見つからない?内側から湧き上がる熱がない?

それは、教育や親の考え方などの長年の蓄積された結果です。

幸福度の低い日本、それは日本に生きている沢山の大人たちが幸せではないという

統計結果。

幸せと思えない理由は外側と内側の両方にあります。

豊かに見える(実際、物質的には個人レベルでも十分に豊かです)日本、

でも、常に経済的なことに不安を抱えて、大人は不安と心配だらけ。

不安と心配にがんじがらめになっているから、心が不安定。

不安定な大人の中には、それを外側への攻撃として出してしまう人もいる。

子供を言葉でも肉体的に攻撃する大人が多いのは、

大人が不安と恐怖に内側を支配されていて不安定だからです。

物質的にも、社会的にもある程度満たされているのに安心できないのは

自分たちの持っている考え方や在り方、生き方が原因。

テレビなどのメディアで取り上げられている様々な社会で起きている出来事。

そのひとつひとつは、あるわずかな一面を切って見せているだけにすぎません。

自分を知ること、自分の在り方を知ること、

そして自分らしく実際に生きることを沢山の人たちが実行できないことが、

問題の根っこなのです。

企業の不正も、元を辿っていけば必ず関係者の在り方に繋がります。

利益のみを追求して、お客さんに対しては弊害を与える結果を選ぶ。

どんな理由があったとしてもお客さんに不利益になることを選択する

企業や人とは仕事はしない方がいい。

命よりも大切なものなんて存在しないのですから。

私はそういう場所にエネルギーを注ぐことはしないと

ある時から決めて今に至ります。

貴方は、どんな想いで仕事をしていますか?


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