昔「頑張ってる人が素敵」的な時代がありました。
お稽古事して、仕事、料理、エステ、ジム、自分磨き・・・
「頑張って輝いている人」が雑誌やメディアで取りざたされる、
そんな「頑張っているあなた推奨ジェネレーション」。
私は「頑張って!」と言われることが、随分前からイヤでした。
「勉強、頑張って!」「部活頑張って!」、
言われた時に自分の頭をよぎるのは「今だってやってるのに、
なんで頑張んなきゃいけないんだよー!」と言う言葉。
頑張っているのか、頑張っていないのかを相手に判断されることもイヤだし、何より、その人の前で「常に頑張っていないとダメな自分」なんて、どう考えたってしんどくて疲れる。この判断をするのが「親」だったら、どうでしょう?
「〇〇ちゃん、今日はピアノのお稽古よ。頑張るのよ」
「テストで一番取るように頑張るのよ」
「第一希望の学校に受かるように頑張るのよ!」・・・・
頑張っている自分でなければ、自分には価値がないのかと思ってしまう。
頑張って、頑張ってと言うけれど、なんの根拠があって、
どうして「頑張れ」って言うんでしょう?
これ、子供の側も、大人の側も「自分の心」に聞いてみることです。
頑張れ、頑張れ、今以上に!と今を認めてあげないと、
子供は自己肯定感がとっても低くなってしまいます。
頑張っていないと愛されていないと思ってしまいます。
頑張ってって、エールのつもりでいう人もいる。
だから、私は「応援してるよ」というようにしてます。
「応援してるよ」「楽しんでね」
「頑張って」という言葉を、私フィルターに通した結果です。
自分らしく生きるポイントは「頑張る」のではなく、
自分の中にある「自分だから出来ること」を見つけることです。
誰かと比べても見つからないし、どこかに探しに行っても見つかりません。もうすでにあなたの中にあるのです。