「ママの料理で一番印象に残ってるのは何?」という質問を息子にした時、
「うーん、パパのご飯は結構あるんだけど、ママのかあ〜」と言われたのが、10日ほど前。
このコメントは意外にも私にはショック!で。 私が作る料理って、カレーとか、ラーメンとか、オリジナリティーに欠けまくりで、そのレパートリーのマンネリさを「息子が色々作っても食べないからだ」と責任転嫁していました。はい、そーです。確かに。 息子が生まれる前は、家でパーティーばっかり開催していて、パーティー料理ばかり作っていた。それに、夫も色々食べるので、エスニックとか、メキシカンとか、そういう料理が多かったように思う。結婚決まった友達に2段のケーキ焼いたりもしていたんだーい。 日本食は、大雑把な私にとってはデリケートで、気を遣う、自分には合ってない料理だとずっと思っていた。 それと比べて、ハーブをどっさり使ったりする派手なパーティー料理は、ストレス発散になるくらいのワクワク映えー料理だ。 息子は、仕方ないのだけどエスニックやメキシカンはそれほど好まない。その割には味にうるさい。しかも、バターなどの乳製品、卵、マヨネーズなどの「使える食材」が嫌いなので、本当に「何作ったらいいんだ!」と、天を仰ぎたくなることもしばしば。 そんな折、夫が長期に家を開けることになってしまい、 いつの間にやら、夫に「家庭内シェフ」という便利な立ち位置を押し付けてしまっていたから大変。日頃は「何を作ろうか」と献立を考えることを止めていた脳を再起動させ、美味しいご飯を作り出さなければならなくなった。 さらに、母かおばあちゃんのように「昼は何にしようか、夜は何にしようか」と、気がつくと食事のことばかり口にして、しっかりどっさり用意する夫が不在なのをチャンスとばかり、体調調整兼ダイエットを始めてしまった私。 食べられない日に料理を作るって、結構なチャレンジ。 でも、「ママの料理ではこれが美味しかった。これが好きだった」という思い出くらい作らねば!と奮起して、 色々なレシピサイトを見てみた。 まずは海外のサイト。海外の料理はやっぱり派手で目を引くなー。オーストラリアに住んでいた時、料理の番組やDIYの番組をよくみていて、DIYは別として、料理はかなり参考にして作っていた。向こうで友達になった人をシェアアパートメントに招いては、大酒流し込みながら、冷蔵庫の材料でどんどん料理を作っていたことを思い出す。 海外のレシピの難儀な点は、材料や調味料に特殊なものが出てくること。代用できればいいけれど、それ自体を揃えることが難しかったり不可能だったりするので、なんでも作れるポテンシャルがある訳ではない。 そこである程度アレンジの効くレシピになる。 今日は、私は何も食べられない日なので早目に買い物に行ってみた。で、数日先までの献立を大まかに考え、 息子が遊んでいる間に、明後日用のミートボールの仕込みをして、その後に今夜の料理を準備する。 で、19時過ぎには夕飯が終わってしまった。 「むむーーーーーなんていう充実感!!!!」 今までは、仕事やなんやかんやと、帰宅が19時過ぎたり、家にいても夫頼りだったり、PCの前から離れられなかったりして夕飯も遅かったし、そもそも私がそこに重きを置いてなかった。 でも、この10日くらい、常に作る料理を考える部分の脳を起動して、無駄が出ないように、作る私も食べる息子も楽しいようにと動いていたら勘が戻って来たようだし、作る楽しみも戻って来たように思う。 それと、すごく大事だなーと思ったのは、外でご飯を食べること。以前、カナダ人オーナーのお店で働いていた時、そこで出てくる料理にすごくインスパイアされていた。料理の内容も、盛り付けも。外食って、そういう楽しさがある。 そんな訳で、海外テイストも取り入れつつ、ワクワクする創作をしようと思う。
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